なちゅらるはい

映画の感想とか独り言とか

アメリカンドクターX

0時きっかりだったから、時計とか0時にちなんだものを書こうと思ったけど、シンデレラしか浮かばなかったので却下しましょう。

 
さてさて、関係ないのですがネーミングのお話。
日本の映画配給会社のイメージ戦略やらなんやらで、タイトルがおそまつになる映画は多々ありますが、最近見た中だとこれが一番ひどかったと思います。
 
「アメリカンドクターX」

アメリカン・ドクターX [DVD]

もう名前だけでB級っぽいじゃん。
黒革の手帳でお馴染みの女優さんが主演を務めてる医療ドラマを彷彿させる感じ。
 
原題は「American Mary」
これはこれでネーミングセンスないと思うけど(そもそも*アメリカン*って部分は必要なのかな)
 
主人公はセクシーな見た目だけど中身はとってもクレバーで優秀な医学生のメアリー。
そんなメアリーはお金がなくて携帯代も払えない苦学生
どうにかお金を用意するために「見せるだけ」のストリップの面接を受けに行ったら、大金と引き換えに違法な手術をすることに。
 
それからなぜかバービー人形になりたい女性の乳首を取ったりなんやかんやしてるうちに、羽振りがよくなっていくメアリーは、売春で金を稼いでる売女だと勘違いされ、外科医の集まるパーティーで薬を盛られ、大学時代の教授に昏睡れ◯ぷをされてしまうのです。
 
その後は闇手術に身を投じていくメアリー
もちろん教授たちへの復讐は忘れない
 
ネタバレするような映画ではないから、結末は置いといて。
これはレ◯プリベンジものだとは思うんだけど、レ◯プシーンはあっさりしてるし、主人公がトラウマで苦しむシーンがあるわけでもないし、むしろ手術に身を投じて輝いてるというかもう格好いいんだよね。
 
手術内容もすごく凝ってて、ベティちゃんそっくりのベアトリスやらバービーになるために乳首を切断するのとか、双子の左手交換とかさ。メジャーな人体改造をちゃんとしたクオリティで再現してるのはすごく好感が持てたし、手術内容をれいぱー教授で予習復讐する様がいい。とても痛そう。
あと「ヨーゼフ・メンゲレだな」とかセリフもいちいちくーる。
邦題のダサさがこれほど際立つこともないだろってくらい格好いい。
 
ちょっと血が見たいときにおすすめの映画でした。