なちゅらるはい

映画の感想とか独り言とか

闇のバイブル 聖少女の詩

こんばんは、おはようございます。
最近ゲオの品揃えがよくなったのか、ホラーコーナーに女性鬼 [DVD]が置かれててきゅんてしたうしおです。

そう、そのホラーコーナーにカルトガーリー映画の聖地チェコスロバキアの秀作「闇のバイブル 聖少女の詩」が置いてあったのですよ。秀作って言われてることも内容も知らずにパッケージで借りたのは秘密。

闇のバイブル/聖少女の詩 <HDリマスター版> [DVD]


監督・脚本はヤロミル・イレッシュ

初潮を迎えた13歳の美少女、ヴァレリエ。真珠の耳飾りとともに不気味な吸血鬼が彼女のまわりに現れ、不思議な体験をするゴシックロリータムービー。

ごめんなさい。これに関してはあらすじを上手く書けないというか、私の矮小な頭では追いつけなかったんだよね。

冒頭から美しい画と性のオンパレード。初潮が始まり性に目覚めると、吸血鬼の幻影が彼女を取り囲む。水浴びをしながら絡む美少女たち、処女を集める吸血鬼、性愛を懇願する祖母、乱交、変態司教に襲われかけるヴァレリエ。

場面の転換が早くて、言葉というかストーリーの説明がないから、映画として見ると退屈なんだけど。一つの綺麗な写真集や、レディメイドの世界を見てる気分だった。

少女性をモチーフにした映画を見るとだいたい鬱になるけど、これに関してはまったく鬱にならなかったなあ。たぶんヴァレリエが性を受け止めてる(もう子供じゃないだとか、変態司教に襲われた際何されるのか自覚してるとことか)からだと思うんだよね。無自覚のまま消費されるための無垢を保ってるわけじゃないっていう。

最近になって(?)脚本の日本語訳が発売されたらしいので、ストーリーを追うのなら読んでみるといいのかな。でもなんとなく、追いつかない頭で画の美しさだけを見るのもいいと思うんだ。余談だけどホラー映画コーナーに置くのは得策じゃないと思いました。

少女ヴァレリエと不思議な一週間