なちゅらるはい

映画の感想とか独り言とか

自撮者たち

こんにちは、おひさしぶりです。
意味のない無駄な言葉を書いてばかりいるうしおです。

今日はアーバンギャルド松永天馬の「自撮者たち」を読んでるのですが、なんだろうなあ。

フルーツの砂糖漬けによくわからない着色料ぶっかけて色を変えてアイスクリームと一緒にチョコレートも食べてる気分になる。ああつまり胸焼けがするってこと。

私は自分で言うのも変な話だけどきっと汚れてるけど汚れきれなくて捻くれてるけど信じたいんですね、きっと。だから言葉の裏を読んできっと嘘だ騙されるに違いないと思っているのに好きで好きで愛しちゃってああきっとこれは呪いなんだ宿命なんだ業なんだって言い聞かせてるんです。

私のために書いた言葉じゃないのに私がどこか痛くなったり胸焼けを起こすなんて本当に本当におかしな話だとおもうの、ですね。まだきちんと読めてないけどあまりに胸焼けがひどいから書いちゃった。もう少女期なんてとっくに終わってるくせにね。

ピエロがお前を嘲笑う

こんばんは、空気は少しずつ冷えてきたのに、まだまだ日差しが強い日が続きますね。
コンビニスイーツにサツマイモや栗を使ったものが増えて
食欲の秋を感じます。

先日ピエロがお前を嘲笑うという映画を劇場で見てきました。

原題はWHO AM I2014年にドイツで制作された映画で、最近日本で公開されました。
ドイツ・アカデミー賞で6部門もノミネートされ
ハリウッドでもリメイクが決まっているとかいないとか。

ざっくりとあらすじはこんなかんじ。

世界中を騒がせたハッキング集団の一人である主人公ベンヤミンが警察に出頭し、独白を始めるがその独白には腑に落ちない点が…。彼の正体と狙いはなんなのか。って感じのマインドファックサスペンス映画。

厨二くさいタイトルと予告やらパンフレットやらで92%の観客が騙されただとか、あなたの脳を震撼させるマインドファックムービーだとか煽るから期待しそうな気持ちをどうにかこうにか「フラグだろ」と押さえ込んで鑑賞した本作。

面白いか面白くないかで言えば面白いんだけど、なんていうかね、ずるくねえ?っていう。

今回はオチとかばれっばれで書くけど、まず独白って時点で嘘っぱちだろって疑うし、こういうどんでん返し系の映画でなおかつ主人公が犯人の場合は捜査員がミスリードされて主人公が笑うって相場が決まってるんだよって思っちゃうからさ「今までの証言は嘘であなたは多重人格なのよ」からの「計算通り」なんてオチを許していいのか悩んじゃうよね。いや、面白かったけど。

あとはまあ、キーパーソンのMRXがただの子供ってとこが悲しかったなあとかヒロインの必要性が謎だったかなあとか。まあ、主人公たちの厨二っぷりが微笑ましい映画だったんだよね、きっと。あと音楽がやけに格好いい。アッパーチューンいいね!

でも本当にさ、どんでん返し系映画って作るの大変だと思うよ。人の裏の裏を書くのは難しいし、なにより穿って見る輩は大勢いるもん(私みたいな)。

マインドファック(このカテゴリネームめちゃ笑う)ムービーとして見るよりも、主人公ベンヤミンが殻を破る成長ムービーとして見るのも一興かなと思います。個人的にcv緒方さんで再生されてたし、ベンヤミン。ピエロがお前を嘲笑うってタイトルよりも原題のほうがしっくりくるしね。

DVDじゃなく、映画館で見てほしい映画でした。

サスペリア2

こんばんは、めっきり秋らしくなって少し肌寒くなりましたね

シルバーウィークも近いですが、私は今の所予定もなく

温泉とか行きたいなあと考えてたりなかったり

 

そんな今夜はイタリアの巨匠ダリオ・アルジェント

サスペリア2(完全版)を見ました

 

サスペリア2 完全版 [DVD]

 

ちょっと前にダリオ・アルジェントオペラ座も見たんですが

それはまあおいおいで・・・

 

主人公のマークはひょんなころから隣人が殺された殺人事件に関わってしまい、女記者のジャンナと一緒に事件を追って行く。しかし次第にマークは狙われ、周りの人間も殺されていくのだった。

 

ざっくりとこんなあらすじ

 

ダリオ監督の映画と言えば独特のセンスが光る映像と惨殺死体と音楽だよね。サスペリアは急に魔女が出て来たし、オペラ座もまあなんていうか、シナリオ的には?の浮かぶ仕様だった(からといって嫌いじゃない)ので「これも話に筋とかないんだろうなあ」と穿ってみてたけど普通のサスペンスだった(よね!)。

 

犯人については分かりやすいから触れないでおくとして、今回も死に様が清々しかったね。清々しいというか、監督らしいなと思うの。豚鼻にはじまり熱湯による顔面崩壊、前歯ノック、あたまぱーん。ぼやかして書いてるけどこれで大体分かるよね。凄惨さが。血が赤黒いんじゃなくて絵の具みたいだったからグロがダメな人でも笑って見れると思うんだ。

 

ただね、つっこみを入れるとするならば(この人の映画につっこみもなにもないけど)犯人アクティブすぎだし、被害者は狙われてるのに後ろを警戒しなさすぎだよなと。何回「志村!」と思ったことか。

 

てなわけでみなさん背後には気をつけましょう。スニークキルされますよ。

ひとりごと

明日死ぬくらいで丁度いいよ、きっとそう。
死ぬんだ死ぬんだって思いながら生きてたいんだよ。
明日なんかこなければいいのにって思う。
美しさで時が止まるならいいのにね。

枯れ果てた才能とか、貪欲な腕とか、喉から漏れ出す呪みたいなあれとかそれとか。
唇で塞いでくれればよかったんだよ。
無理矢理な食事と呼吸と暴力的な愛情で満たしてくれてたなら。
涙が出るほど格好いいんだ。彼女、神様だった。

13歳で死んでる予定だったんだよねって話しながらお酒も飲めるようになっちゃったよ。
ねえここからどうすればいい。
明日が終わりますようにって夜毎願っているんだけど。
バカっぽいGと斜に構えたAmとEmばかり弾いて。
大好きだった音楽とワンピースと言葉に置いていかれる。
好きなものはどんどん古くなって、追いつけないんだよ。
やだなあ。

マッドナース

こんばんは、お久しぶりです。
最近は映画をゆっくり見る時間がない。
っていうのは嘘でだらだらと無駄に時間を消費しているうしおです。

私の近所にはGEOしかないので借りれるDVDも少なくやきもきしているんですが、ここ最近はダリオ・アルジェントの作品を取り扱うようになったんですねうふふ。オペラ座もまた感想などなど書こうと思うんですが、今晩はマッドナースについてほろ酔い気分でイッてみたいと思います。

マッド・ナース [無修正版] [Blu-ray]

監督はダグラス・アーニオコスキー
原題はNurse 3D
主演はパス・デ・ラ・ウエルタ

イかれた美女ナースが脳みそ下半身な男をスプラッタ的な感じにイかせるついでに、新人ナースといちゃこらしようとしたら靡いてくれないからとりあえずぶっ殺しちゃうわよ♡な映画

主人公のアビゲイルは幼少の頃のトラウマが元で、夜毎下半身がだらしない男性を誘っては注射針で滅多刺しにしたり、ブツを切りつけてから突き落としてイかせたりしている美人ナースなんですが。最初はどこらへんが美人かまったく分からなかったんだよね。っていうかもう見るからに貞淑さとはかけ離れてるだろそのナース服!どこの風俗嬢だよって感じなんですが、男の人の前での泣き顔だとか不安げな表情がほんとに何故か可愛く見えるから怖い。そりゃ騙される。

この映画の見所はシリアスな殺害シーンのはずなのに、アビゲイルがブラ以外身につけてないギャグっぷりとか、ちょくちょくコミカルなとことか、無駄に下半身事情を教えてくれるところとか、なにより一番のびっくりシーンはドクターの部屋でアンアンしてると思ったらおっぱいがどーん!!みたいな。そりゃ驚く。あとは最後のキレたアビゲイルが殺人ラッシュをおかすとこですかね。なんで誰も捕まえられないんだよっていうか強すぎだろと。アメリカン・サイコの一夜を思い出すよね。そもそも内容がどうとかネタバレがどうとか言う前に、私はこういう映画大好きなんですよ。実は。いやいやそんな殺し方してたらバレるでしょみたいな。世直しとかもう関係ないじゃない的な。つっこみどころが多々あってそれがなんとも微笑ましいというかね。

途中でヒロインのダニーが周囲から追い込まれるところはすこしぞくっとくるというか、あーアビゲイルさんもまともに考えてヤッてるんだなと思うんですが、いかんせんボロ見せすぎだろーと。

個人的に大好きな類でした。それではよい1日を!

セブン

今日は母と一緒に父の誕生日プレゼントを探しに行くついでに、魔女の秘密展を見に行きました。歴史的背景を考えながら魔女狩りや魔女の条件などが展示されていて、キリスト教との繋がりなどなど勉強になることがたくさんありました。

そんな今夜はセブンを見ました。セブンはキリスト教における七つの大罪を意味するんですよね。

セブン [Blu-ray]

1995年の映画で、ブラット・ピットとモーガン・フリーマンが主演、ブラット・ピットの妻役にグウィネス・パウトロー

7日後に定年を控えた敏腕刑事サマセットと新人刑事のミルズは、汚物まみれになりながらスパゲッティに顔を埋めて死亡するという猟奇的な殺人事件の現場に急行する。現場には「暴食」と書かれており、二人は七つの大罪に見立てた連続猟奇殺人事件を追うことになる。

ざっくりと、こんなあらすじのサイコ・サスペンス

この映画はまず、引き込む力がすごい。スタイリッシュで印象に残るオープニングや、死体とその殺害方法。無理やり食べさせた後に腹を蹴って内臓破裂で殺すとか、強欲弁護士にベニスの商人みたいに1ポンドきっかり自分で肉を切らせるとか。七つの大罪に見立てて行われる殺人はどれも説教じみたもので、犯人の自己顕示欲やある種の性癖みたいなものが伺えてすごく胸糞悪くなる。あとは、登場人物の考え方に頷ける部分があるのも引き込まれる要素だよね。例えばサマセットは日常に潜む"無関心"の怖さを語るんだけど、これってみんな感じることだよね。今年に入って痴漢されてる女の子を助けたんだけど、そのとき周りはみんな見て見ぬ振りしててすごく怖かったのを覚えてる。無関心は自分が生きていく上で必要なことだと思うし、誰しも避けられないことだけどそれが犯罪を助長させるのも事実だよね。ミルズが「自分が関心を持てばいい」っていう言葉も正しいと思う。

あとはやっぱりラストシーンというか、最高のバッドエンドが印象的だよね。
ラストに向かっていくにつれ色々な伏線がたつの。「奥さんから電話よ」とか。どうやってかけんだよって感じだけど。犯人が自分を棚に上げて世界は腐ってるから自分が見せしめて学ばせてやるんだって話してる時なんてなんだか警報が鳴り続けてる気分だったもん。(あとニーチェの超人哲学を読んで起こしたイギリス人猟奇殺人犯を思い出した)

さきに書いたサマセットとミルズの考え方なんだけど、ミルズは初心で世界に対して諦念してないしすごく真っ直ぐなんだよ。だからこそのあのエンディングだし、ミルズだからこそ降りかかった悲劇なんだろうなと。

ここから先は余談なんだけど、犯人はジョン・ドゥ(名無し)、これって誰しもが犯人になりえる暗示っぽいよなあとか、七つの大罪ってもともと九つって習ったなあとか、サマセットの定年7日前にこんな殺人が起きるなんておかしくないかとか、ラストの台詞ってどっちの意味なんだろうとか、ミルズは憤怒として撃ったのか、撃つことは本当に罪で負けになってしまったのかとか、いろいろ考えることは多いよね。どうなんだろう。

一回や二回じゃ理解しきれない映画でした。

記憶探偵と鍵のかかった少女

髪色をラベンダー色にするか悩んでいるうしおです。

昨日は記憶探偵と鍵のかかった少女を見ました。原題はMindeskape。

記憶探偵と鍵のかかった少女(字幕版)

2013年にアメリカとスペインが一緒に作った映画で、主演はマーク・ストロングとタイッサ・ファーミガ。

タイッサ・ファーミガのファンである友人Yが「うしおちゃんはサスペンス好きだよね」と言って勧めてきたのがこの作品。正直なところ題名とパッケージが苦手でスルーしてたんだけど、おすすめらしいし見てみたのが昨日。

舞台は超能力による事件捜査が認知されたアメリカ。
主人公のジョンは、最愛の妻の自殺が原因で第一線を退いていたエリート記憶探偵。金銭的理由から復帰した彼が上司から与えられた仕事は「ある少女の絶食の理由を突き止める」という簡単なものだったが...。

という感じの記憶を辿っていくサイコサスペンス(wikiにはサイコサスペンスって書いてあったんだよ!)

感想としては、うーん。。。普通。
"記憶を辿って真実を見る"だとか"家の中に閉じ込められた利発な美少女"っていう設定はすごくそそられるものがあるんだけど、結局それだけだったんだよね。まず主人公がエリートってわりに浅はかすぎるし、サイコサスペンスって割には血の量も少ないしまったく衝撃がない。ドキドキさせるようなシーンは音楽で引っ張ってる感じもあるし、アナが起こしたとされる事件の概要を掘り下げないし描写も少ないから物足りない。オチが思った通りのオチで「え、これで終わり?」って感じちゃったのは致命的。あと私が一番しゅーんってしたのはラストを無理くり綺麗に整えたことかな。いや全然上手くないよって呆れた。

とまあ、こんなとこでしょうね。ほんとに印象薄すぎて書くことないんだよね。
ハマる人にはハマるかもしれないし、タイッサ・ファーミガを見るだけでも価値はあると思います!おわり。